2008年03月20日

ルービンシュタインのショパンぁ別訌朸福


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遺作の2曲をのぞいて19曲収録されている。

ルービンシュタインはショパンの「夜想曲」をSP時代とLP初期にも録音しているので、これは3度目の全集ということになる。しかもうれしいことに、演奏・録音ともこのCDで聴ける第3回目のものが断然素晴らしい。

この巨匠ならではの滋味あふれる演奏で、これらの曲の旋律的な美しさを、存分に引き出している。

「夜想曲」というと、ともすると情緒的に流れすぎて、しまりのなくなってしまう演奏もあるが、この人の場合は違う。主旋律ばかりを強調するのではなく、低音部の和声的な音型も、はっきり聴かせてくれるのが特徴だ。

メロディーラインの美しさとともに、ショパンがいかに和声法にたけた作曲家であったか、ということがわかる演奏である。

彼の演奏はこの曲にまとわりつく甘いサロン・ミュージック的な要素と完全に手を切り、やや強めの弱音で健康的に弾き進む。そこからは、ショパンが和声法などでも大家だったことがしのばれる。

第13番作品48-1や第7番作品27-1などで、ルービンシュタインはショパンの「夜想曲」のもうひとつの面――感傷的な甘い歌を綴るのではなく、時には劇的感情を吐露させる――を見事にとらえている。

また第2番作品9-2のようにポピュラー音楽にまでなっている有名曲にしても、骨太の音で男性的に弾いている。

「夜想曲」の最も充実したアルバムといってよい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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