2008年03月26日

ワルター&コロンビア響のブラームス:交響曲第4番


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ワルターがコロンビア響を指揮したブラームスの第4交響曲は、もうずっと以前から愛聴していた。

音楽を意識して聴くようになった最初の頃に集めた少数のLPの中に、既にこのワルター盤が入っていたように思う。

そして当時からはかなりの長い時間がたった今日でも、本盤は依然として価値を保ち続けている。

いや、もっと深い部分でその価値を受け止めることが出来るようになったというべきかも知れない。

当ワルター盤はそのような存在意義を感じさせる演奏内容なのである。

ここではすべての事柄がしみじみとした情感でもって語られている。

第1楽章の第1主題も終楽章のパッサカリアも、長い人生を黙々と歩んできたあとに到来した深い自覚や悟り、決定的な敗北感や挫折感、そこから生じる諦めの気持ち、ちょっとしたことにも期待をもってしがみつこうとする執着やあせり等々を、強く意識させずにはおかない。

長い人生を耐えてきた者にようやく訪れた晩秋とでも形容すればよいのであろうか。すべてが濃い晩秋の色あいに染まってしまっている。

過剰なロマンティシズムと謗る勿れ!人は誰しも年齢を加えてくると、様々な感慨とともに自らの来し方を顧みなければならないものなのだ。

我々はその時になったら、いったいどう顧みればよいのだろうか。

時に、この交響曲を作曲したブラームスは52歳であと12年の生命を残しており、これを録音したワルターは83歳で死の年まで約3年を残していた。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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