2008年04月01日

カラヤンの指揮する北欧音楽


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



こうした曲を振らせたら、カラヤンは無類にうまい。

カラヤンは北欧の音楽を得意とし、「ペール・ギュント」を3度録音していたが、これは3度目だけに演奏もさることながら音質が実によく、詩情豊かなよく練り上げられた表現で、円熟しきったカラヤンの芸がこの演奏に結集している感がある。

「ペール・ギュント」は各曲の曲想をしっかりとつかみ、北欧的な詩情を豊かにたたえながら、それぞれの曲を精巧にまとめている。

抒情的な美しさにあふれた「ソルヴェイグの歌」、哀愁の気分に満ちた「オーゼの死」、奇怪な雰囲気を巧みに描出した「山の魔王の宮殿にで」など特に見事。

「ホルベルク組曲」でも、この曲のもつ北欧的な情感を色濃く表出している。

シベリウスの3曲も傑出した演奏で、カラヤン一流の演出のうまさと豊かな表現力に惹きつけられる。

この録音で5度目となる「フィンランディア」を始め、「悲しきワルツ」は4度目、「トゥオネラの白鳥」は3度目のもので、シベリウスの交響詩を演奏させたらこのコンビの右に出るものはいないといってもよい。

「フィンランディア」の雄渾で劇的な表現、「トゥオネラの白鳥」も描写がたくみで、後半の盛り上がりのうまさ、分厚い弦と完璧なアンサンブルに魅了されるし、「悲しきワルツ」の北欧的な詩情と哀愁の気分に満ちた描き方などは、本場の人たちの演奏よりも、さらにフィンランドの民族色と大自然とを感じさせる。

このあたり、まさにカラヤンの至芸である。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 14:27コメント(0)トラックバック(0)カラヤン | シベリウス 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ