2014年05月24日

ワルター&バイエルン国立管のシューベルト:交響曲第8番「未完成」・マーラー:交響曲第1番「巨人」(1950年ライヴ)


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ワルターとバイエルン国立管弦楽団の珍しいコンビによる1950年のライヴ。

20世紀最大の名指揮者のひとり、ブルーノ・ワルターは、1913年から1922年までミュンヘンのバイエルン国立歌劇場の監督で、ここで大変に充実した音楽活動をおこなっていた。

その後、活動の拠点をウィーンに移し、戦争によってアメリカに亡命したのは周知の通り。

戦後、故郷ベルリンやウィーンは何度か訪れているにもかかわらず、ミュンヘンはこの1950年の一度きりだったとかで大変貴重な録音。

LPでもCDでも海賊盤でも今までリリースされたことのない完全初出盤である。

ワルターの最も多忙な時期の録音で、それだけに若々しい活気がみなぎる演奏となっている。

しかも音楽にいかにも手づくり風のホームスパンのような素朴なあたたかさがある。

特に「未完成」がずばぬけた名演で、この曲のつきるところのない魅力を一度に解明してみせた感がある。

特に第2楽章は深く心をこめて歌う。

およそ考えられぬほどの高貴な抒情で満たされ、この音楽の限りなく永遠に続くことを願う気持ちすら起きる。

ワルターはマーラーの直弟子であり、マーラーと一心同体の人だ。

だいたいマーラーを得意にしている指揮者だが、なるほどこの演奏は素晴らしい。

マーラーが演奏したらこうなるだろうと思われるくらいにマーラーそのものになりきっている。

造形の安定度の高さも特筆に値するが、全4楽章をスケール大きい気宇でまとめていることも高く評価できる。

後年のステレオ録音の円熟した演奏もいいが、これはこれで改めて傾聴したい秀演。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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