2008年04月07日

カラヤン&ウィーン・フィルのドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」&第8番


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まろやかな美しさにあふれたドヴォルザークだ。

第8番はカラヤン3回目の録音だけに、前2回よりはるかに成熟した音楽で自然体といってよい素直さもある。

それだけに音楽的に純粋で、ウィーン・フィルの演奏も素晴らしい。

第1楽章の序奏から魅惑にあふれ、ウィーン・フィルが形容を絶するハーモニーを聴かせる。

カラヤンのつくり出す旋律線はくっきりとしなやかで、そのニュアンスは驚くほど豊かな味わいをもち、第2,3楽章での木管や弦のアンサンブルは極上の一言につきる。

終楽章も明快で見通しよく整頓されている。

「新世界より」はカラヤン5回目の録音で、オケはベルリン・フィルからウィーン・フィルに替わった。

録音、演奏ともに今回のものが一番素晴らしい。

細部まで神経の行き届いた名演で、5度までもこの人気交響曲にこだわって挑戦した意味がよくわかる。

カラヤンは晩年になるに従い、ベルリン・フィル以上にウィーン・フィルに接近、ベルリン・フィルにはない艶やかな表現の味わいとしなやかな求心力に魅せられてきたように思われる。

1985年に録音されたこのドヴォルザークにもそうした特色があふれ出ており、ドヴォルザークの世界があたかも一筆書きの鮮やかさにも似た勢いで歌い上げられている。

ことにウィーン・フィルの弦楽器が聴かせる艶やかな音色は旋律線を色鮮やかに浮かび上がらせて作品の鮮度を高めているし、高貴なる気品をたたえた管楽器も交響曲を一段と壮麗で輝かしいものとしている。

カラヤンの洗練された音楽性のもと、作品が理想的な美しさで蘇った名演である。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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