2008年04月15日

スメタナ四重奏団の「ひばり」


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スメタナ四重奏団は、1945年に創立され、1988年に解散したチェコの代表的なカルテットである。

創立以来4人のメンバーは全く変わっておらず、しかも数多いレパートリーをもっていたが、それらの作品のほとんど全てを暗譜で演奏する。

これは簡単にできる技ではない。

だからこそ、あのような細部にいたるまで磨き抜かれた柔軟性のある精緻な演奏が生まれるのである。

この「ひばり」もそうしたスメタナ四重奏団の特色がよくあらわれた演奏で、みごとなアンサンブルときめこまかい流麗な表現は絶品である。

テンポの設定も的確で、フレーズの切り方もすこぶるうまい。

第1楽章の有名な第1主題を聴いただけでもそれがよくわかる。

第3楽章のメヌエットの対位法的な処理の巧みさや、第4楽章の緊張した迫力のある演奏も抜群だ。

この「ひばり」と「鳥」のハイドンの2曲は、極めてさわやかな演奏で、テンポ設定にも無理がなく、音楽の流れも自然だ。

「ひばり」は、まるで春の陽光を感じさせるようで出色の出来。

「鳥」にも愛らしさと端正さがある。

メンデルスゾーンの八重奏曲は、スメタナとパノハ両団の音楽的年齢差にかかわらず、見事なアンサンブルで、厳しくすさまじい緊張感をみなぎらせており、しかも表情も豊かだ。

そこには、ロマン的な詩情と熱気もある。

1980年来日公演時のライヴ録音だが、その演奏には少しも古さがなく、むしろ聴くたびごとに新鮮さを感じる。

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classicalmusic at 00:05コメント(2)トラックバック(0)スメタナSQ | ハイドン 

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コメント一覧

1. Posted by nukadousou   2008年04月17日 00:43
トラックバックありがとうございます。この盤、私も持っております。全集では米国のアンジェルスSQ(フィリップス)も良いですね。
2. Posted by 和田   2008年04月17日 09:57
コメントありがとうございます。
もしよかったら、カペーSQとコンツェルトハウスSQも聴いてみて下さい。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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