2008年04月17日

カラヤン&ウィーン・フィルのハイドン:交響曲第104番《ロンドン》&第103番《太鼓連打》


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いずれもカラヤンの第1回録音。カラヤンの才気の感じられる優れた演奏である。

カラヤンはあまりハイドンを演奏しなかったが〈ロンドン〉は演奏回数が多く録音も3回行なっているので、いわばハイドンの十八番と言える。

そのためか表現に余裕があって緻密な中にも恰幅の良いスケールの大きさがあり聴き応えがある。

スマートでキレのよい、洗練されたハイドンで、アンサンブルはすっきりと整い、あらゆる点が明晰で隙がない。

急速楽章はリズムがきびきびして迫力があり、颯爽と進んでゆき、しばしば見られる対位法的な箇所の処理も極めて明快だ。

一方、第1楽章の序奏や緩徐楽章などはやや硬い印象を伴うが、ダイナミックでスケールが大きい。

ウィーン・フィルの優雅な音色が、カラヤンによりさらに磨かれ、音質的に今聴いても魅力的だ。

当時(1960年頃)のカラヤンは後年よりはるかに素直な演奏様式で演奏していたため、それがハイドンの古典形式とうまく適合したと感じられる。

2曲とも柔軟・流麗な歌の甘美さと端正な造形を見事に一致させた名演である。

カラヤンのおびただしい録音の中でも注目したい傑作。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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