2008年04月26日
シュワルツコップのR.シュトラウス「4つの最後の歌」
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「4つの最後の歌」はR.シュトラウスの《白鳥の歌》となった作品である。
死の前年の1948年に書かれたもので、ヘッセの詩による「春」「九月」「眠りにつこうとして」と、アイヒェンドルフの詩による「夕映えのなかで」の4曲からできている。
いずれの曲も、死の予感、死の恐れ、死への憧れを歌っており、R.シュトラウス最晩年のもの悲しい心境があらわれていて実に感動的だ。
シュワルツコップとセルのこのR.シュトラウスは、真に不朽の名演と呼ぶにふさわしい1枚である。
ことに「4つの最後の歌」は、その深さにおいて比類がない。
人間的な温かさと、精神的な重みを感じさせるような見事な歌いぶりで、R.シュトラウスの最晩年の悟りきった心境を淡々とした表情で深ぶかと掘り下げた名唱である。
シュワルツコップという歌手が第2次大戦後のある時期を代表する名歌手というだけではなく、永遠に語り継がれるべき大歌手であることを、このディスクは見事に証明している。
セルの棒も精妙ですばらしい。
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