2008年04月26日

カラヤンの「カルメン」


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前者は1982年に録音された、カラヤンにとって2度目のもので、音が抜群によい。

演奏も、この作品のもつスペイン情緒を豊かに表出していてたいへんみごとだ。

カラヤンのタッチは精妙をきわめ、歌い手と管弦楽を魔術的に駆使して、素晴らしい「カルメン」を生み出している。

もちろん悲劇としての緊張も欠けていない。

旧盤にはなかった軽やかで爽やかな息吹きと透明な色彩に満ちた音楽があり、この演奏により「カルメン」というユニークなオペラの真の魅力が実感される。

歌手陣ではバルツァのカルメンが秀抜で、独自の魅力と官能を見事に歌い出している。

彼女のカルメンは知的で、カラスのような激しさにはやや欠けるが、声に艶があり、歌のうまさは抜きんでている。

これは彼女の真価をはっきりと示した名演だ。

後者の名場面集はギローによるレチタティーヴォ版での演奏で、この版がもっているグランド・オペラとしての恰幅のよさを前面に押し出したスケールの大きな演奏である。

プライスの妖艶さと野性味を合わせ持ったカルメン、圧倒的な声の力で男性的なドン・ホセ像を歌いあげるコレッリなどは、グランド・オペラのスタイルにふさわしい名唱である。

選曲もよい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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