2008年04月29日

ドイツ精神の発露〜カイルベルトの「魔弾の射手」


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ウェーバーの「魔弾の射手」はドイツ国民歌劇の金字塔として燦然と輝いている。

背景をドイツの森林にとり、ドイツ語による台本、ドイツ民謡の精神を生かした音楽など、あらゆる意味でドイツ精神の産物といえるものだ。

カイルベルト指揮ベルリン・フィル、ベルリン市立歌劇場合唱団による演奏は、そうしたドイツ精神の発露があり、クーベリックやクライバー盤と共に、この曲の代表的名演の1つにあげたい。

カイルベルトは、生前、バイエルン国立歌劇場の音楽監督をつとめ、オペラ畑でたいへん活躍した人で、ウェーバー、ワーグナーらの作品演奏を得意としていた。

これは、そうした彼の実力がはっきり示された快演で、ドイツ的で重厚な表現のなかに、ロマンティシズムが生き生きと息づいている。

独唱陣も総じて出来がよく、ことに、グリュンマーの清純で瑞々しいアガーテが素晴らしい。

その精緻な歌と清らかな情感にあふれた表情は乙女の像にふさわしい。

ショックも正統的な歌で、力強さと若々しさに満ちている。

プライのオットカールは実に立派な美声で圧倒的。

カイルベルトの棒は、ドラマティックな表現の中に素直で素朴なロマンティシズムを美しく描き出し、このオペラの魅力を十二分に堪能させてくれる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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