2008年04月30日

ベームのブル7ライヴ


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1953年3月7日にウィーン楽友協会大ホールで行われた演奏会の放送用ライヴ録音。

音楽が縦にも横にも完全に透視されつくしていて、信じられないほどの明確な精度と清浄な緊張をもって貫き通されている演奏。

何より音が美しい。

ブルックナー独自の心に沁み入るような旋律が冒頭から感動的に歌われるとともに、あらゆるパートが晴朗・透明に処理され、ウィーン・フィルならではの響きによって、ブルックナーにふさわしい表情を作っている。

ベームとしてはきわめて柔軟に歌う抒情的な表現だ。

テンポを微妙に動かしながら、明暗の度合いをくっきりと打ち出した第1楽章。

厚味のある弦楽器の音色を生かしてゆったりと表現した第2楽章。

一分の隙もなく金管楽器を壮麗に鳴らした第3楽章。

ロマン的雰囲気を柔らかに表出した第4楽章。

ウィーン・フィルの豊かな響きとともに、ベームの音楽設計が光る。

ブルックナーに固有の楽想の転換や唐突さ、やや理解しがたい並列性とが、すべて理にかなって聴こえ、特有の構成論理がそれ自体固有のものであり古典的な変容としての独自性に至っていることを見せてくれる。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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