2008年04月30日

ベームのブル8


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素晴らしく感動的な出来映えで、これ自身およそ類例のない表現様式をもって屹立する感がある。

この作品のもつ構成的な美しさをよくあらわした演奏で、淡々と音楽を運びながらも、ベームの強い意志が貫かれている。

緊張感の強い劇性に富んだ表現で、構成的な力強さを誇るもので、巨大な音楽の流れと響きの豊かさが素晴らしい。

その造形力はさすがベームである。

すべての音の仕組みと音楽運びとが一瞬も指揮理念の統括下から離れず、およそ信じがたいほどの明確な精度と清浄な緊張とをもって貫きとおされている。

響きのぐあいがまずわれわれを驚かせるし、ポリフォニックな表現の密度と明快さも素晴らしい。

アダージョの美しさもカラヤンの洗練とは異なるロマン的な息づかいがあり、優しさがある。

ベームは昔からブルックナーを得意としていた指揮者だけに、そうした自信が、この演奏からもよく感じられる。

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classicalmusic at 00:53コメント(3)トラックバック(0)ブルックナー | ベーム 

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コメント一覧

1. Posted by horaboya   2008年11月25日 17:14
はじめまして。

ベームによる1976年2月録音の、ブルックナーの交響曲第八番についてお尋ねします。

ぼくが聴いた【POCG2300/2 431 826-2】というディスクでは、フィナーレの展開部で第1主題と第3主題が同時に鳴り渡る部分の3回目にカットがあります。
 338〜341小節(ノーヴァク版VIII/IIで)をカットしているんです。 
http://horaboya.hp.infoseek.co.jp/Bruckner/sym.8boem.html

管理人さんがお聴きになったディスクは、如何ですか?
お時間のある時に聴き直して教えて下さると嬉しいのですが・・・。
どうぞよろしくお願い致します。
2. Posted by 和田   2008年11月25日 19:24
コメントありがとうございます。
私が持っているディスクは【UCCG-9094 471 084-2】ですが、ご指摘のような不自然さは聴かれませんでした。もっともノヴァーク版に完全に忠実に従って演奏しているのは、ジュリーニ盤だけですし、クレンペラーのような冒涜をしなければ、それぞれの指揮者の見識でブルックナーを演奏するのは当たり前のことかと私は思っています。
3. Posted by horaboya   2008年11月26日 11:35
早速のご回答、ありがとうございます。

ということは、同じ録音のはずですから、ぼくの聴いた【POCG2300/2 431 826-2】が編集ミスをしていると言うことですね。

編集ミスなのか、ベームの判断でのカットなのかを知りたかったのです。

ありがとうございました。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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