2008年04月30日
ベームの「ザ・グレイト」最晩年のドレスデンライヴ
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この演奏はライヴということで一層感興がみなぎり、素朴に情熱の高揚が示されている。
まったく虚飾はないが、ベームは鋭敏に音楽に共感しており、シュターツカペレ・ドレスデンも尊敬するベームの下で、自発性の強いアンサンブルを展開している。
したがって音楽が歌と流動感にあふれているのはいうまでもない。
この感興にみちた表現は、シューベルトの真髄を衝いたものだ。
オーケストラの音は、やはり特別のもので他のどこにもない色調と弾力をもっている。
オーケストラの中には、常々ドレスデンへの讃仰を口にしているベームのもとでの演奏の喜びと張りが、明らかに息づいているのが聴こえる。
第2楽章の豊穣で平明なロマン性、第3楽章のほとんどCDを聴いていることを忘れさせるほどの流れの豊かさなど抒情の大河を想わせる。
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