2008年05月05日
バーンスタイン「音楽のよろこび」
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青少年向きの作品を集めたディスク。
ひとりでも多くの人に音楽の魅力を伝えたい、という気持ちから、バーンスタインは、1959年に「音楽のよろこび」という著書を出版した。
誰にでもよくわかるように楽しい工夫をこらした、さまざまな曲の解説をあつかったこの一冊で、彼は著作の面でも人気者になった。
3曲ともバーンスタインのあたたかな人柄のよくにじみ出た演奏で、特に「動物の謝肉祭」が楽しめる。
1曲1曲を絵画風に描きながら、それぞれの曲の面白さを十全に表出しており、そのしゃれたセンスはなんとも好ましい。
バーンスタイン自身が語りを入れた「ピーターと狼」も情景描写が巧みで後半の変化にとんだ表現のうまさは格別だし、「青少年のための管弦楽入門」も綿密に仕上げられていてよい。
それは、楽員たちの個性や自発性を巧みに生かしたバーンスタインの配慮の成果と考えられる。
とにかく聴き手を楽しませてくれる演奏であり、バーンスタインの名エンターテイナーぶりを偲ばせてくれる。
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