2008年05月06日
カラヤンのオネゲル、プロコフィエフ、ストラヴィンスキー
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カラヤン唯一のオネゲルは、2曲とも実に鮮やかなアンサンブルで、音楽の輪郭が明快だ。
第2番は弦楽合奏の表現がとても多彩で、しかも劇的で彫りが深い。音楽をおもしろく、しかもわかりやすく聴かせる演奏といえる。
第3番「典礼風」ではカラヤンの読みが実に鋭く、抒情と劇性の配分とその音楽的な効果が見事に表現されている。終楽章が特に傑出した演奏だ。
これらはカラヤン最盛期の名演と評価したい。
プロコフィエフの第5番は彼の持つ乾いたモダニズムとは程遠い表現で、カラヤンの個性が歴然と浮かびあがっている。重厚な低音を背景に雄大なる音の光景が築き上げられていく演奏だ。
「春の祭典」は精緻をきわめた演奏で、カラヤン一流の卓抜な構成力と豊かな表現力が光る。ことに終曲の「いけにえの踊り」の野性的でダイナミックな描き方は圧巻だ。
これらの性格を異にする作品の特色を的確につかみ、持ち味を十全に引き出しているあたり、カラヤンの面目躍如である。
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