2008年05月08日
カラヤンのニールセン
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カラヤンが残した唯一のニールセン。
作品を手中に収めた演奏で、ディティールのすみずみまで明晰をきわめている。
しかもカラヤンはニールセンの構築性に光を当て、強いコントラストと鋭いアクセントの明暗で曲の輪郭を鮮明に浮かび上がらせている。
加えてベルリン・フィルの技術は舌を巻くばかりにすごい。このような明快さ、感情の深さ、彫りの深い立体感はかつてどの演奏からも聴けなかった。
カラヤンのおびただしい録音の中でも屈指の傑作。
シベリウスの「タピオラ」も雄弁。
卓抜な描写力と精緻な演奏で、この曲のもつ骨太で、たくましい北欧的情緒をもののみごとにあらわしている。
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