2012年01月01日

スメタナSQのスメタナ:弦楽四重奏曲第1番・第2番


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この曲を看板曲としているカルテットだけあってズバ抜けてうまい。練れたアンサンブルとその彫琢された豊かな表現には魅了される。

その名を冠する彼らにとって特別の作品であることをまざまざと知らしめる、親密な共感と圧倒的な感動に裏付けられた名演。

スメタナ四重奏団にとって両曲とも3回目の録音だが、録音のたびごとに、その演奏には円熟度が増してきており、お手のものの作品に新しい気迫をもってのぞんでいる。

アンサンブルのよさはいまさら強調するまでもないが、堅固なまとまりを少しもくずすことなく、表現はきわめて積極的だ。

お国ものの強みはここでも存分に発揮されており、両曲の第2楽章でのポルカのリズムの切れ味のよさ、素朴な民族性の発露などは、その好例。

ボヘミア風ともいえるリズムや楽想の処理のうまさには、このカルテットならではのものがある。

そのボヘミアの香り漂う抒情味豊かな歌いまわしのうまさはやはり比類のないものだ。

4人で合奏していることを忘れさせるくらい、アンサンブルは精妙で隙がなく、しかも音楽が完全に彼らの言葉として熟れきっている。

こうした演奏にこめられた気迫は音楽を情熱のこもったものに仕上げ、特に第2番に迫力がある。

また第1番第4楽章の後半の絶望的な暗い響きは聴き手の胸を強く締めつける。

この2曲の演奏史に加えるべき1枚。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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