2008年05月12日

クラシック音楽三昧旅行記


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何時もは旅行記などを書くマメなタイプの人間ではないのだが、折角気合の入った音楽旅行を毎年やっているのに、コンサート記録帳を見ないと思い出せない状態に陥っているのに気付き、今回は自分の記憶を深める意味合いも込めて、感じたことを書き綴ることにした。

ミュンヘン

4月16日から約20日間の旅程の第一番目の年はミュンヘン。昨年はバイエルン・シュターツオパーでケント・ナガノ指揮の「サロメ」と「不思議の国のアリス」初演を観劇し、一時はドイツ・ワースト劇場との評に甘んじていた名門の復活・隆盛に胸躍ったものであったが、今年はオペラは無し、宿もシュターツオパーの裏のフィア・ヤーレスツァイテンでは無く、ガスタイクセンター裏のヒルトン・シティである。

2008/4/16 ガスタイク・フィルハーモニー、ミュンヘン
CHRISTIAN THIELEMANN, Dirigent
RENEE FLEMING, Sopran
MUNCHENER PHILHARMONIKER

ハンス・プフィッツナー   劇付随音楽「ハイルブロンのケートヘン」序曲 OP.17
リヒャルト・シュトラウス  4つの最後の歌 OP.AW150
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リヒャルト・シュトラウス  「エジプトのヘレナ」第2幕から
アルノルト・シェーンベルク 浄夜 OP.4

ルネ・フレミングは声は小さいが、繊細な声の変化や豊かな表現力で聞かせるタイプで何度か聞いたことがある。今回は4つの最後の歌、しかもティーレマンの指揮ということで期待に胸膨らませて行ったのだが、残念ながら満足感は得られなかった。彼女がいつも以上に繊細な表情付けをしようと抑えた声量で歌うのに加え、ガスタイクの貧弱な音響が手伝って全く音楽が伝わってこない。しかも2列目の席であったのが更に悪かった。以前後方の席でマーラーを聞いた時には十分聞こえたが、このホールは曲を考えて席を取らなくてはいけないようだ。ただ、エジプトのヘレナではリラックスして十分聞かせてくれた。声は出るということだ。
4つの最後の歌に関しては、折角の耽美的な場面が、殆ど憧憬を得られぬまま、何とかフレミングの表情を聞き取ろうとするところで終わってしまった。
ティーレマンは良い流れの時があったかと思うと、つまらなく音楽が停滞してしまう場面があるし、やはり指揮の下手さが気になる。齋藤秀雄のしゃくり上げに似た、膠着した縦の動きが頻発し、表現に関する動きが全く無い上にリズムが死んでいる。浄夜は殆どの場面はよかったが、やはりたまにそういう場面に出くわす。後半アダージョのチェロで始まる主題の部分は、オーケストラに助けられた。やはりドイツオケのチェロは心が篭っている。これが無かったら欲求不満のまま帰ることころであった。
夜はホテルのレストランでシーズンのSpargel(=白アスパラガス)を、愛飲のFranziskanerのWeisbiarで頂く。小サイズでも大きなアスパラ5本であったから、ドイツではやはり量に気を付けなくてはいけない。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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