2008年05月15日

F=ディースカウ&ムーアのブラームス歌曲集(1958年ライヴ)


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



F=ディースカウはごく初期からブラームスを繰り返し録音しており、エンゲル、デムス、ムーア、バレンボイム、そしてリヒテルと、多くのピアニストとアルバムを録音していた。

また1970〜73年にかけてはムーア、サヴァリッシュ、バレンボイムとEMIに全集を録音、次いで1972〜81年にはバレンボイムとDGのブラームス全集のための録音を行っていた。

このディスクは1958年、モーツァルテウム、ザルツブルグにおけるライヴ録音で、18曲収録されており、ほんの数曲聴いただけでも、この人の精神的な燃焼度の凄さに圧倒される。

F=ディースカウのブラームスは、思念の奥深い所から誰の耳にも優しく、また烈しいメッセージを届けてくれる。

言葉への傾斜を強めていた彼だけに、多分にシューマネスクなブラームスだが、そこから"内に向けられた"ロマン性"を解放し、情感の襞の中から、ブラームスをつかみ出してくるのだ。

F=ディースカウは、最晩年のブラームスの境地がしみじみと語られた「4つの厳粛な歌」を劇的求心力の強い、彫りの深い歌唱で展開している。

また、作品32から4曲が歌われているが、内容のいっぱいつまったこれらの名歌曲を、ステージにちりばめながら素晴らしいブラームス・アーベントを組み立てている。

ともすると晦渋の色濃いブラームスの歌曲を、聴き手がどうしたら楽しんでくれるかという、彼の優しい心がそのまま伝わってくるような1枚だ。

ムーアのピアノも配慮がいきとどき、しなやかに和している。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 01:10コメント(0)トラックバック(0)ブラームス | F=ディースカウ 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ