2008年05月26日

ブレイン&カラヤンのモーツァルト:ホルン協奏曲全集


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1957年に、自動車事故で36歳の若さで亡くなった名ホルン奏者デニス・ブレインの貴重な遺産かつ代表的な名盤として知られるものである。

何回聴いても、これに優るホルンの響きは考えられない。

朗々と鳴り響いて力強く、あるいは柔らかく滑らかで、アタックも明快かつ軽やか。そしてその技巧を駆使した歌のうまさ!技巧に角がないことでもベスト。

彼の脂の乗り切った頃のものだけあって、その名人芸には圧倒されてしまう。

テンポが意外に遅いので、テクニックを誇示するようなところは全くない。

一つだけ注文をつけるとすれば、こくのあるカンタービレはことのほか見事なのだが、第2番のフィナーレなど、もっとリズムを弾ませた方が楽しくなるだろう。

音質はあまりよくないが、この演奏を凌駕するものは、ないといってよいほどだ。

第2のブレインは何人もいるが、凌駕する人はもう一生聴けない気がする。

モーツァルトのホルン協奏曲の全曲録音は、今やかなりの数にのぼっており、いわゆるナチュラル・ホルンを用いたのもその数を増しているし、また、ひとりの奏者が回を重ねてレコーディングしている例も徐々に増えてきている。

それだけ、いろいろな面からこの楽器の演奏における水準や評価が高まってきているということかもしれないが、デニス・ブレインがカラヤン/フィルハーモニアと遺した全集は、彼にとって唯一のものであったばかりでなく、その信じ難いような技巧の完全性と品格の高さによって、一般の人々のホルンへの概念を覆したものとさえいえるし、本質的にこの演奏の右に出るものは、いまだに生まれていないともいえる。

カラヤンの指揮は流麗でスマート、さっそうとしていて素晴らしい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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