2008年06月20日
ショルティのプロコフィエフ
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「ロメオとジュリエット」は全52曲のなかから、聴きどころを17曲抜粋して、バレエの筋通りに演奏したもので、ショルティは切れ味のよい棒さばきで、各場面の情景を生き生きと描出している。
プロコフィエフの音楽特性を、実に的確につかんでいるのがよく、ことに素晴らしいには、第2幕の「タイボルトとマーキュシオの決闘」と、それに続く「マーキュシオの死」、「ロメオ、マーキュシオの死の報復を誓う」などの演奏で、いずれも劇的で力強く、第2幕終曲の、あの哀感を漂わせたタイボルトの葬送音楽との見事なコントラストをなしていて感動的だ。
「古典交響曲」は、古典と現代がミックスしたこの交響曲の特色を、極めて精緻な表現で、あますところなく表出した名演奏である。
明快な棒さばきで爽快に仕上げた第1,4楽章もさることながら、第2楽章の柔らかな表情が実に素晴らしく、特に、弱音で奏される弦の美しさは無類である。
いずれも間然とするところのない立派な演奏だ。一分の隙も一点の曖昧さもなく鮮やかに演奏しながら、円熟味を感じさせるのが晩年のショルティの特徴であった。
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