2008年06月24日
シノーポリの「マノン・レスコー」
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「マノン・レスコー」はプッチーニの出世作となった作品で、全編に、プッチーニ独特の感傷的で、美しい旋律があふれた傑作である。
これはシノーポリ初のプッチーニだった。
しかもシノーポリの指揮が断然素晴らしい。
シノーポリの指揮は、感情の起伏を大胆なまでに大きくとった、スケールの大きなもので、そのダイナミックで甘美な表情には魅せられてしまう。
それはあたかもプッチーニの音楽をレントゲンにかけてその内部構造を透視し、その生理を解明していく名医を思わせる。
しかもシノーポリはそこにイタリアの血と肉の息吹きを与えている。
テンポは大きく伸縮し、音力や音量のディナーミクも多彩に変化する。
配役も素晴らしい。
ドミンゴは純情で情熱的な青年を歌いあげた当代最高のデ・グリューだし、可憐で気まぐれなマノンを演じきったフレーニの輝かしい歌唱も光っている。
特にフレーニは純情さと淫奔さを見事に歌いわけている。
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