2008年07月04日

小澤のトゥーランガリラ交響曲


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「忘我の喜悦をもたらす愛」を歌いあげた20世紀の記念碑的交響曲である。メシアンはインドの異教的世界観から霊感を得て、極彩色の音楽を書いた。メシアン音楽語法の集大成である。

小澤征爾がRCAへ録音した最も初期のものの一つであるが、奇を衒うこともなく非常にオーソドックスで、しかも優れた名演奏を残している。

このレコードには若き日の小澤のダイナミックで官能的でしかも精緻な音楽的特質がよくあらわされている。

小澤はこの曲の日本初演を行ったことからもわかるとおり、曲の隅々まで精通して作曲者メシアンの厚い信頼を得ての録音である。

トロント交響楽団も実力を出しきっており、第5楽章の<星の血の歓喜>の困難なパッセージや、第6楽章の<愛の眠りの園>における天国的な旋律の歌い方なども大変秀逸である。

イヴォンヌ・ロリオのピアノが大変みずみずしく、またジャンヌ・ロリオのオンド・マルトゥノの音も存在感が溢れるよう録音されている。

メシアンと小澤の信頼関係は、メシアンの晩年まで続いた。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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