2008年07月05日

ティボーの代表的名盤


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SP時代の名演奏といわれていたもので、音の状態はあまり良くないが、実に上品で、ラテン的香気にみちあふれており、しかも、熱っぽい情熱にあふれた演奏である。

この演奏は繊細で粋な感覚や明晰な知性といった、フランス音楽を演奏する上での不可欠な要素とはどのようなものかを教えてくれる点で、大きな存在理由を持っている。

3曲とも素晴らしくファンタジーに満ちた感興豊かな出来だが、なかでも即興性と内燃する情熱が横溢し、高い品格を備えたフランクがとりわけ見事。

また軽妙洒脱な味わいに満ちたドビュッシーも、独特の浮遊感を感じさせるフォーレも傾聴させられる。

こうした香り高い演奏は、いまや少なくなってしまった。

ただ正直な感想を述べさせてもらえば、この名コンビによるフォーレは、今聴き直してみるといささか古めかしい。

音そのものもそうだが、それ以上に演奏のスタイル、奏法、感覚がそう感じさせる。

しかし、そうはいっても第1楽章のしなやかな第1主題、第2楽章の嫋々たる主題、第3楽章中間のしのび泣くようなメロディがヴァイオリンで優美に歌われるのを聴くと、ある時代の美をこそ認めないではいられない。

それだけの力は、今なお失っていない。他の2曲も同様。

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classicalmusic at 03:13コメント(0)トラックバック(0)フォーレ | コルトー 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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