2008年07月13日

カラヤン・ラスト・コンサート1988 モーツァルト&ブラームス


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「ブラ1」をカラヤンは6度録音しており、チャイコフスキーの「悲愴」とならんでカラヤンのレパートリーの最も基本をなすものであり、カラヤンは数々の名盤を残してきた。

ここに聴く来日公演のライヴは80歳というカラヤン最円熟期の演奏であり、熟成した表現の味わいと生きた音楽としての勢いが究極の完成度を見せている。

全体の構成力、重厚にして奥深い表現の味わいが傑出しているし、各楽章の性格も的確に描き分けられていて、聴きこむうちにさらに奥深い世界へと誘われる尽きせぬ魅力がある。

ことにたたみかけていくような力感にあふれた終楽章は素晴らしい。

モーツァルトは明晰で格調高く、しかも不思議に親しみやすい。

最晩年のカラヤンが自らのドイツ的資質を明らかにした演奏である。

ここに聴く演奏はまさに円熟の極みにあったカラヤンの至芸であるが、しかしカラヤンという指揮者が最後まで実に端正であり続けたことを物語る凛々しい名演でもある。

作品を自分の年輪や経験で強引にねじ曲げることをせず、あくまでの一定の距離感を保ったうえで再現している。

巨匠中の巨匠のカラヤンには何でも許されたはずだが、カラヤンは最後まで作品の僕としての使命に徹しており、それが例えようもない客観的調和と気品を醸し出している。

ベルリン・フィルも絶頂期の演奏を披露しており、音色、輝き、スケール感、アンサンブルともに素晴らしい。

一時代を画したこのコンビの記念碑的ライヴといえよう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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