2008年07月28日

シュライアー&シフの「美しき水車小屋の娘」


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1989年の録音で、当時「美しき水車小屋の娘」を歌って、シュライアーの右に出る歌手はいなかった。

「美しき水車小屋の娘」はシュライアーのレパートリーの中でも代表的なもので、1971年から89年にかけて4回もこの歌曲集を録音している。

その中でオルベルツとの最初の録音も忘れ難いが、やはりシフのピアノ伴奏で歌ったこの4回目が最高と思う。

ここでは一昔前の、真向から噴き上げてくる感情の記録のようなストレートな部分は影をひそめ、多分に説明的な歌唱に傾いているが、それは彼のその時々の正直な歌唱であろう。

第7曲「いらだち」までは最初の録音の方が、あるいは上かも知れないが、それ以降の曲目は新盤の方が明らかに彫琢されているし、全曲の流れもよく構成されており、素朴な粉挽き男の青春のやさしい抒情がひしひしと伝わってくる。

シフのピアノも全身でシューベルトを受けとめているかのようで、特に「いらだち」では聴く者の心理を揺さぶる。

シフのリズムを重視したピアノ伴奏も全曲に生気を与えている。

シュライアー54歳の録音だが、声もまだ若々しいだけでなく、ヴィブラートにも粗さがない。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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