2008年07月29日

クレンペラーのバッハ:ミサ曲ロ短調


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クレンペラーの同曲唯一の録音。

いかにも悠揚迫らぬ骨格の太いバッハである。

クレンペラーの音楽の包容力の豊かさが各章に感じられ、その重量感はまさしく巨大な巨造建築を仰ぎみているようだし、バッハへの畏敬の念に満ちている。

まさに1960年代を代表するバッハの演奏様式というべきだろう。

このバッハはなによりも<人間の存在>が前面に押し出されてくる。

その人間は、神と対立するものではなく、神と共にある人間の大きさである。

はげしい人生を戦い抜いてきたクレンペラーの心境かもしれない。

この「ロ短調ミサ」において、彼の雄大な音の流れが聴く者をとらえてしまうのである。

独唱者たちもクレンペラーの意図を体現した隙のない好演で、合唱団の歌い込みも充分の手応えがある。

この演奏を聴くと、クレンペラーは病魔によって一時的に引退を余儀なくされた時間にも、彼は常に何かを身につけていたことが想定される。

そして、不死鳥のごとく復活した第2次大戦後には、まさに巨匠の道を歩いたのであった。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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