2008年08月10日
コルボのフォーレ「レクイエム」
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ボーイ・ソプラノの透明で清涼な歌声が印象的なフォーレの同曲最高の名盤。少年合唱団の少年のソロを用いて、純真無垢な感じをよく引き出した演奏である。
自分の葬式には是非このCDを流して欲しいというクラシック愛好家が少なくない超人気盤でもある。
ポイントは、宗教曲の名手コルボの遅めでどこまでも優しく抱擁するような温かい音楽運びと、女声コーラスのかわりに少年コーラスをを配した透明感あふれる音作り。
女声コーラスがない分だけドラマ性は薄いが、そのかわりにまさに天使のような清く澄んだ美しさにあふれたサウンドを得ることに成功している。
円熟した歌手と合唱団による演奏もよいが、こうした作為的なところの少しもない、淡々とした運びの演奏も、清らかなフォーレの音楽だけに魅力的だ。
ことに少年合唱団の歌声は、天国的な美しさである。
特にボーイ・ソプラノのソロで歌われる「ピエ・イエズス」と、天使に抱かれて虚空に消えて行くような終曲の「天国にて」の美しさときたら絶品だ。
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