2008年08月17日

ミュンシュのフランク:交響曲/フランス管弦楽曲集


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ミュンシュ最盛期の名演。

フランクは男性的で生命力が強く、スケールが大きい。

第1楽章後半は遅めのテンポでよく歌わせているし、第3楽章後半の壮麗な劇的高揚も素晴らしく、ミュンシュの傑作のひとつである。

ここでミュンシュは、主情的にテンポを動かし、各楽想にこまやかな表情を与えて演奏している。

いつもの截然としたミュンシュを聴き馴れた耳には、意外に思われるくらいだ。

ドイツとフランスの国境地帯に生まれたミュンシュにとって、この作品はとても近しく感じるところがあるのだろう。

線の太さと自然で色彩的な表現を兼ね備えた、ひとつの理想とも言うべき演奏を実現している。

このフランクの交響曲では、曲の外形分析を演奏の基礎としているだけではなく、その造形の背後にある作曲者の表現意志までも的確に汲みとって、それを渾然と有機的に組織づけている。

イベールの「寄港地」も傑出した演奏だ。

ミュンシュは巧みな棒でそれぞれの曲のもつエキゾチックな気分を鮮やかに描き出し、官能的な南国の夜の情感を豊かに表出した「チュニス=ネフタ」が特に聴かせる。

その他、ユーモラスな曲想をしっかりとつかんだ「魔法使いの弟子」など、どれも格調の高い秀演だ。

当時のボストン響の力も、現在とは格段の差がある。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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