2008年09月07日
ミトロプーロス&バイエルン放送響のシェーンベルク:ヴァイオリン協奏曲(クラスナー)、プロコフィエフ:交響曲第5番
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両曲とも傑作で、現代音楽を敬遠している向きにも広く薦めたい名演奏である。
ミトロプーロス(1896-1960)は近代・現代作品を得意にし、シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲は同じクラスナーのソロでNYPと録音していた。
シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲のクラスナーは1940年にストコフスキー&フィラデルフィアo.と同曲の初演を行っている。
まず、プロコフィエフの交響曲第5番が素晴らしい。
ミトロプーロスの音楽からは豊かな人間性が感じられ、明晰な知性と豊かな広がりを兼ね備えたスケールの大きい演奏となっている。
同時にシャープな切れ味もいたる所に見られ、強い緊張感と相まって目が覚めるようだ。
シェーンベルクのヴァイオリン協奏曲ではクラスナーの音色が美しく、集中力のあるすっきりとした演奏を聴かせる。
ミトロプーロスの指揮はスケールが大きく、今日の指揮者では太刀打ちできないものがある。
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