2008年09月15日
アーノンクールのブランデンブルグ協奏曲
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オリジナル楽器でなければ得られない響きを生かし、当時の演奏様式を採り入れながらも現代にアピールする魅力に満ちた演奏だ。
フレージングに独特のアクセントがあるが極めて自然で、オリジナル楽器による演奏にしばしば見られる音のふくらみを不自然に強調した解釈とは一線を画している。
弦の音色も明るく艶があって美しく、同時に響きが柔らかく豊かだ。
演奏者1人1人の技術が優れているためか、各パートの動きが明快で表情が生き生きとしているのも特徴。
アーノンクールの解釈で最も特徴があるのは第6番で、ここではテンポががかなり変化し、メロディアスな楽句では旋律をゆったり歌わせ、リズミックな楽句ではテンポを速める。
いいかえればこの曲のロマンティシズムとモダニズムを強調した解釈だ。
アーノンクールはここで、古楽器でなければできない演奏を聴かせてくれる。
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