2008年09月18日
ホグウッドのブランデンブルグ協奏曲(第1稿)
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この作品の決定稿となったブランデンブルグ辺境伯への献呈稿を用いず、バッハが最初に書き下ろした楽譜(第1稿)に基づいた演奏である。
第1番を3楽章としたり(通常の第3楽章をカット)、第5番のチェンバロのカデンツァが短くなっているなど、通常の演奏とは楽器編成を含めてかなりの相違がある。
ホグウッドは弦の各パートを1人にするなど、ブランデンブルグ協奏曲の原型を最も忠実な姿で再現しようとしている。
各パート1名ずつという奏者の水準はきわめて高く、やや速めのテンポをとりながら、歯切れのよい生き生きとしたリズムで精妙なアンサンブルを繰り広げている。
オリジナル楽器の古雅な響きも実に心地よく、潤いもあり美しい。
ホグウッドのよさは古雅なスタイルを生かしつつも、カビくさくならない点にあるが、それは音楽性が優れているからである。
第1番のホルン強奏はその味の濃い音色とともにユーモアたっぷりだし、第3〜5番なども地味ながらコクがあり、玄妙な雰囲気をもっている。
ホグウッドはアーノンクールやガーディナーのような「やってます」的押し付けがましさとは無縁で、さらりとやってのけるという印象を与えるのは、彼独特のミュージシャンシップ故であろう。
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