2008年09月21日

ホロヴィッツのラフマニノフ:ピアノ作品集


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ラフマニノフ没後25周年記念演奏会他のライヴ録音を元に制作したアルバム。

自らもピアニストであったラフマニノフのグランド・マナーが生き生きと甦ってくる演奏だ。

それは同じ血をひく音楽家としての作品への共感と無関係ではないだろうし、特にソナタ第2番は熱気をよく捉えている。

今でこそ第2番のソナタはメジャーになっているが、このレコードが出た当時はほとんどホロヴィッツの専売特許のようなものだった。

ホロヴィッツの十八番ともいえる作品で、実際に演奏した体験を踏まえて作曲者に改作をすすめた。

ラフマニノフがそれを果たさないうちに他界したため、ここでは両者の話し合いをもとにホロヴィッツが手を加えた演奏をしている(1913年版と31年の改訂版をもとにホロヴィッツ自身が手を施したもの)。

引き締まった構成と絢爛なテクニックを配し、原曲以上の魅力と生彩を引き出している。

この曲の華やかな効果とその中にひそむ熱い感情を引き出した演奏は見事というほかはない。

曲頭の数十秒を聴けば、雷に打たれたような衝撃を覚えるはず。

ラフマニノフの、というよりホロヴィッツのピアニズムを濃縮した印象。

他の小品も素晴らしく、すぐれた解釈者としてのホロヴィッツが示されている。

秘曲「楽興の時」第3曲の叙情的な美しさや滋味、「音の絵」第9曲での聴く者を熱狂させずにはおかない高揚感など、最後まで圧倒し、魅了し続ける充実のアルバムである。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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