2008年09月26日

アーノンクールのヴィヴァルディ:四季


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この中の第1〜4番「四季」は発売当初から大変な話題を呼んだ。

ルバートが多く、ラプソディックで、時には荒々しく思える演奏で、意外性という点で人々の注意をひきつけたかのようだった。アーノンクール独自の解釈とテキストの読みにより、独特の骨っぽい響きの世界を作り上げている。

バロック期の音楽でこの曲くらい有名なものもないだろう。戦後の室内合奏団隆盛の時代以後、無数の録音が生まれた。

そして、アーノンクールとウィーン・コンツェントゥス・ムジクスによる録音は、名曲に付されたソネットのテキストを当時の音型論的脈絡において戯画的に強調してみせるという斬新な解釈で、後に続く古楽の演奏家たちに多大な影響を与えた。

そうした、いわば表現主義的な「四季」は、1980年代後半になって登場して脚光を集めている、オイローバ・ガランテやイル・ジャルディーノ・アルモニコなど若いイタリアの古楽の演奏家たちによりずっと洗練された形で継承されているように思える。

劇的なドラマに満ち満ちたバロック音楽の出発点である。

この演奏が、いわゆるオリジナル楽器による正統的なバロック演奏であり、ヴィヴァルディの曲の真の姿を伝える唯一の演奏だと断定されては困る。

この「四季」に感動したファンには、「和声と創意への試み」の後半の6曲も是非薦めたい。しかしアレルギーをおこされた方は、それ以上症状を悪化しないように、といっておこう。

ただ、この演奏こそ「好奇な恣意の試み」とはいえる。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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