2008年09月30日

ベーム&ウィーン・フィルのハイドン:交響曲集


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ベームとウィーン・フィルは、1970年代からベームの最晩年まで、指揮者とオーケストラの時代最高の組み合わせとしてわが国でもきわめて人気が高かったが、確かにちょうどその時代、ウィーン・フィルはひとつの(今のところ最後の)輝かしい時代を迎えていたと思う。

奏者たちの世代の交代も徐々に、だが違和感やレヴェルの低下もなくスムーズに進行していた。

当時の若い力、すなわち現在のこのオーケストラの屋台骨を担っている中心奏者たちの若き日の溌剌とした演奏が、ベームのしっかりとした音楽のうえに伸び伸びと羽ばたく協奏交響曲は、この美しくも実り多い一時代を永遠に記録する珠玉の録音だ。

交響曲のほうも味わいに富んでいる。

ベームはウィーン・フィルの響きに構造的な堅固さを加え、ハイドンのもつ古典美を音楽的に格調高く表現している。

5つの交響曲のどれもが克明・着実で、しかも流麗な名演だ。

協奏交響曲はコンチェルト・グロッソ風の美しさが和気あいあいとした雰囲気の中に示され、これまた晩年のベームの芸術性を端的に示した秀演。

おそらくベームはワルター以後、ウィーン・フィルの魅惑的な響きを最もよく生かした指揮者であろう。

いずれもベームの唯一の録音で、彼はこのほかにはハイドンの交響曲を録音しなかった。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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