2008年10月17日
デュ・プレのハイドン:チェロ協奏曲第2番/ボッケリーニ:チェロ協奏曲
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1987年、多発性硬化症という難病のため、42歳の若さで亡くなった不世出の女性チェリスト、デュ・プレの貴重な遺産である。
彼女が演奏活動していた時期というのは、10代の半ばからわずか10年ほどの間にすぎなかったが、その間に多くの曲をレコーディングしている。
それは、あたかも自らの病を予期したかのような精力的なもので、なにか痛ましい感じがする。
このボッケリーニの演奏は、そうした彼女のベストともいえるディスクで、すこぶるスケールが大きく、のびやかな演奏となっている。
女流らしい繊細さと、"歌心"にあふれた旋律の美しさ、そして、緩急の起伏を大きくとったダイナミックな表情づけ、これほどこの作品の魅力を最大限に引き出した人というのも、少ない。
また、このレコーディングのあとすぐ結婚するバレンポイムの伴奏ものびのびとして豊か。
ハイドンは、優美、繊細さの中の表情の多彩さがさすが。ハイドンの古典的品格をとらえた、スケールの大きな演奏だ。
1音ごとにニュアンスを変え、機械的なスケールさえ魅惑の限りを尽くし、音楽をあらゆる部分が歌っている。
バルビローリのバックも、デュ・プレを支えて好演。
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1. "多発性硬化症" に関する話題 [ 人気の話題に注目する日記 ] 2009年03月10日 15:47
"多発性硬化症" について書かれたエントリを検索してみました。
♪デュ・プレ!〜天才チェリスト〜 - Just say Hello !!! - Yahoo!ブログこんばんは〜ご無沙汰しています。。。 寒くなってきましたが みなさん お風