2008年10月23日
アーノンクールのテレマン:ターフェルムジーク
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アーノンクールによる当曲集の初録音。録音途中でシェフトラインが亡くなったため完成が遅れていたものである。他にも一部メンバーの移動はあるが、イギリスを含めオリジナル楽器の名演奏家が集められている。
生き生きとしたリズムに支えられ、新鮮な感動と喜びにあふれたテレマンを作り出している。
テンポも妥当であり、ひとつひとつの音がそれぞれの意味あいをもって流れてゆく。
一時代のアーノンクールの演奏につきまといがちであった、あの粗くて不自然なアクセントはすっかり影をひそめ、すべては自然に自由に、そして自在に営まれている。
アーノンクールとしては案外普通の演奏に落ち着いているのはむしろ曲のせいもあろう。
強烈なインパクトを与える種の音楽ではないにしても、拍子抜けの感もある。
ほとんどメンバーにまかせたような、自然で豊かな音楽の流れになっている。
もちろん各楽器の奏者たちの独奏には出色のものがある。
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