2008年11月04日

カラヤン&ベルリン・フィルのメンデルスゾーン:交響曲全集


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1971〜72年に録音されたカラヤン唯一のメンデルスゾーン/交響曲全集。

カラヤンの演奏は、メンデルスゾーンの作品に共存する古典主義的理念よりも、ロマン的な情感の方に傾いているように思える。

彼はベルリン・フィルから、ふくよかでつややかなほとんど類例のない響きを作り出し、感覚的にも驚くべき洗練を感じさせる。

感傷的・抒情的な一面がカラヤンの個性でおおわれて、優美な装いで表されたメンデルスゾーンといえよう。

特に「スコットランド」は魅力的な演奏の多い曲で選ぶのに困るが、結局最後にものを言うのはオーケストラの力量のように思われる。

カラヤン盤はオーケストラの技量と響き、そして指揮者の作り出す造形感の両面で最高の仕上がりとなっている。

メンデルスゾーンが彼に合っているかどうかは別として、ここでのドラマは見事というほかない。

そしてカラヤンは、ベルリン・フィルからいつになく抑えた端正な響きを引き出し、折り目正しい造形感と流麗なロマンティシズムをバランス良くミックスした卓越した演奏になっている。

「スコットランド」の第1楽章のしなやかな旋律の歌わせ方と、第4楽章のコーダでの高揚感は他を寄せ付けない。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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