2008年11月07日

ペライアのシューマン:幻想曲/シューベルト:さすらい人幻想曲


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



シューマンは躁と鬱の気分の交錯する人だった。

躁ははつらつとして高揚する一方、破壊的、破滅的な衝動に突き進む気質であるが、鬱はやさしい夢想に耽る一方で、虚無と絶望に沈みやすい気質である。

「幻想曲ハ長調」はどちらかというと躁気質がまさっているが、鬱の翳りもきざし、そのモザイク状の気分のめくるめく交錯に響きの魅力がある。

それを踏まえた上で、曲全体のロマン的香りという点では、ペライアだろう。全体の流れが夢見るように美しく、全体にソツがなく過不足なくまとまっている。

ペライアの演奏はいつもながら、きわめてバランス感覚に優れている。

作品を客観的にながめる眼差しを持ちながら、ぴったりと作品に寄り添っている。

そして清潔な抒情性、これは彼のピアノの音の美しさも大いにかかわっている。

まったく隙のない構成を作りながら、豊かな息づきを持ち、決して押し付けがましくない自然な音楽の流れを生み出している。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 00:02コメント(0)トラックバック(0)ペライア | シューマン 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ