2008年11月21日

シフのバッハ:平均律クラヴィーア曲集


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これははっきりとオリジナリティを持った、新しいピアノによるバッハである。

シフの演奏はチェンバロによるギルバートのものに通じるところがあり、新しい世代、つまり新ロマン主義の世代によるバッハ解釈の波の大きなうねりが感じられる。

彼はこの「平均律」をあらかじめピアノ用に作曲された作品であるかのようにピアノを引き寄せている。

しかも抒情的であり、タッチも多彩。美しい「平均律」だ。

第2巻も第1巻同様、実に音楽的創意に富んだ素晴らしい演奏だ。

よくコントロールされたピアノの音質は軽やかで、適度の深みをそなえ、色彩的にもニュアンスに富んでいる。

概して速めのテンポを設定したフーガの、しなやかでのびのびとした演奏が実に特徴的で、ややもすると形而上学的な世界に持ち込まれやすいフーガをきわめて世俗的な、だがすぐれた音楽的な感情に満ちた表現として聴かせている。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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