2008年11月22日

シフのバッハ:インヴェンションとシンフォニア/ゴルトベルク変奏曲


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若い頃からしっかりとバッハを勉強してきたシフにとって、この作曲家の作品ほど豊かな発見の宝庫はないのではないか。

そうした発見の喜びが直接聴き手に伝わってくるのがシフのバッハの最大の魅力だ。

爽快なリズム感覚と初々しい感受性が際立っており、また響きに潤いがあって快い。

しかも、そこにはグールドが時折り見せるようなある種の強引さはない。

「半音階的幻想曲とフーガ」のような大きな身振りをもつ作品も、実に軽やかでスマートに響く。

「ゴルトベルク変奏曲」を演奏する場合、グールドが残した2つの演奏を意識せざるをえないだろうし、シフの演奏も明らかにこの作品とグールドに対する挑戦と思われる。

しかもシフは曲が特に要求しない場合、各変奏をおおむねアップ・テンポで弾き進み、反復において装飾を変奏し、また第7変奏のように全体をオクターヴ高く移してしまう大胆な試みを行いながら、あらゆる瞬間に生き生きとした表情を与える。

なんとも新鮮な息吹をもった演奏だ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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