2008年11月25日
ケンペのR.シュトラウス:ナクソス島のアリアドネ
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録音後40年近くを経た今日でも、この作品を語る際に決して忘れることの出来ない名盤。
ケンペは名盤、「交響詩、協奏曲全集」を残したことでもわかるように、R.シュトラウスを得意とした指揮者だ。
オペラでその力をいかんなく発揮したのが、このディスクである。
シュトラウスの多くのオペラの初演をてがけ、揺るぎない伝統を築き上げたシュターツカペレ・ドレスデンのしっとりとした音色はここでもきわめて魅力的。
当時の東ドイツの名歌手たちに西側のスターを加えた、ヤノヴィッツ、キング、ゲスティ、ツィリス=ガラ、プライ、シュライアー、アダムという配役は、この作品の上演のひとつの理想と言えるもの。
これら錚々たる出演者たちが、各々の持ち味を十分に生かし、作り上げたアンサンブルからは、現在第一線で活躍している歌い手からは得られない格調の高さがにじみ出てくるよう。
ケンペはシュトラウス演奏に豊かな伝統を誇るシュターツカペレ・ドレスデンのしっとりとした豊かな響きを生かしながら、シュトラウス・オペラの愉悦の世界へと聴き手を誘う。
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