2008年11月26日

ベルティーニのマーラー:交響曲全集


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マーラーのスペシャリストをあげるとすると、このベルティーニも忘れてはならない存在であろう。

彼は職人タイプの一人ではあるが、その中に根づいている音楽の語り口は基本的に濃厚なロマンティシズムである。

しかも音楽の組み立てやそれぞれのフレーズの仕上げ、さらにはオケのバランスへの配慮等々、どの部分をとってみても極めて丁寧に仕事を進めている。

どの曲もベルティーニの目配りがよくきいた、周到かつダイナミックな演奏だ。

現代のマーラー解釈には大きく分けて2つの傾向がある。

ひとつは後期ロマン派の伝統とユダヤ的心情を強調し、意味論的付加価値を付けて読み込んでいく傾向、もうひとつはマーラーのスコアを客観的に再現し、そこから自然な美しさが花開くように導く傾向である。

ベルティーニの解釈は明らかに後者で、このマーラー全集はその最も見事な結実であり、マーラー解釈の理想的な一例だ。

このコンビのマーラー・シリーズはは当初の第3、第6よりも、第9、「大地の歌」などあとのものほど良く、ここでは古典的なほどの厳しい造形による楷書風のマーラーが聴ける。

さらにじっくりと聴き込むと、この指揮者の魅力がどんどん見えてくる。

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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