2008年11月26日

ショルティ&シカゴ響のマーラー:交響曲第5番


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ショルティ=シカゴ響のコンビは1970年代から1980年代にかけての世界のオーケストラをリードし、いわば機能美の理想を聴かせる名コンビとして楽壇に君臨したが、その出発点を記した記念碑的録音がこのマーラーである。

極めて引き締まった表情をもつ現代的マーラーを描いている。

この当時(1970年)のショルティには、力を強調し、やや情緒的雰囲気に欠ける面もあるが、曲に対する設計は細部に至るまで行き渡っており、全曲を通じての一貫した様式と主張がある。

造形の密度もきわめて高く、シカゴ交響楽団の精密機械のようなアンサンブルの緊密さは特筆に値する。

特に第3、4楽章は傑出した演奏技巧だ。

ここに聴くアンサンブルの優秀さ、ソロの卓越した巧さ、音色の華やかさ、表現のダイナミズムは、すべて時代を画す一種の離れ業であり、この1枚をもってオーケストラ演奏に対する見方は激変したといってもよいほどである。

複雑な構造、スコアの細部まで解き明かした演奏は、現在でも色褪せない魅力を放っている。

ショルティの明快でエネルギッシュな表現が、作品の魅力を前向きに噴出させて爽快だし、デッカの優秀録音が音楽的で、サウンドそのものに音楽性を感じさせる。

後に再録音したが、これはこれで不滅だ。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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