2008年12月05日

ゲルギエフのストラヴィンスキー:春の祭典


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ブーレーズの最初の「春の祭典」の録音(1963年フランス国立放送管弦楽団)以来、総じてその演奏は、ますます精緻に明晰なものになってきているといってよいだろう。

そうした中で、このゲルギエフの演奏には、驚くほど濃密で原初的なエネルギーが横溢している。

ゲルギエフは、いま最も注目されている実力指揮者である。

ロシアの指揮者とオーケストラらしくどこかほの暗さを残した鮮烈な色彩とエネルギーには独特のものがあるし、その異様なほどの表出力は、例のファゴットの旋律ではじまる<序奏>から<春のきざしと乙女たちの踊り>を聴いただけで明らかだろう。

重厚な響きを切り裂くように鋭く響く高音楽器の悲鳴も、グロテスクなほど強烈である。

しかも、生々しいまでの色彩と張りつめた表現が行きわたった演奏は、個々の声部まできわめて的確に琢磨され、現代の「春の祭典」にふさわしい明晰さとロシア的な手厚い情感が見事にひとつになっている。

これほど強いリアリティと熱く強烈な説得力をもつ「春の祭典」の演奏もないだろう。

真にロシア的な表現と高揚感、西欧のアンサンブルを兼ね具えた名演といえよう。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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