2008年12月23日

スターンのベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、2つのロマンス


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



協奏曲はそれほど技巧を外に表さず、音楽の内面をじっくりと掘り下げて、この曲のもつ抒情性を尊んだ外柔内剛の演奏。

最高にすばらしいテクニックを持っていながら、それを決して誇示せず、じっくりと弾いた演奏である。

スターンには1959年にバーンスタインとニューヨーク・フィルをバックに弾いたものもあり、それも、きわめて健康的な快演だったが、この演奏には年輪の厚みを加えた大家の、内面からわき出た心の"歌"がある。

作品の抒情的な面に光をあて、ひとつひとつのフレーズをまごころこめて弾きあげているところがよく、ことに第2楽章の深々とした味わいは絶品だ。

バレンボイムの伴奏も音楽的にきめが細かく、スターンの深みのある演奏を見事にサポートしている。

2つの「ロマンス」は色気のない音で厳しい表現を示す。ともに中間主題の熾烈さが聴きもの。

小澤の指揮は誠実そのもので、充実した厚みと豊かさを持ち、落ち着いた足取りがスターンの音楽にぴったりである。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 00:02コメント(0)トラックバック(0)ベートーヴェン | スターン 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ