2009年01月05日
アルゲリッチ&コンドラシンのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
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1981年3月7日に急逝したコンドラシンとアルゲリッチの唯一の共演盤。
アルゲリッチがコンドラシンと共演したライヴ録音は、アルゲリッチの奔放な情熱が存分に発散された熱っぽい演奏であり、そのライヴならではの生々しい雰囲気と緊張感にあふれた演奏が聴き手を圧倒する。
速めのテンポをとりながら、女性とは思えないような、たくましく力強い表現をおこなっていて、アルゲリッチの即興的な芸風がいっそう鮮明に表れている。
アルゲリッチのピアノは、たんにライヴだからということだけでなく、多彩な表現力をもっており、その生々しいまでの感性の冴えはなんとも素晴らしく、力強さの点でも不足はない。
その閃きに満ちたピアニズムが、聴き手を巻き込んでしまう。
第1楽章序奏部は硬質のタッチが音楽にぴったりで、和音の鳴らし方も素晴らしいが、まことに表現が多彩で、一見気分のままに流れているようにみえて、実はスコアの意味をよく知りつくしている。
第3楽章も目のくらむような表現で、曲の終結では最高のスピード感で全体をしめくくる。
アルゲリッチの持ち味が強く前面に押し出された熱演のひとつである。
コンドラシンの指揮はどっしりとしていて力感あふれるもので、いきり立たず、しっかりとアルゲリッチを支えているところがよく、しかも壮大で力があり、切れもよく申し分ない。
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