2009年01月10日

フルトヴェングラーのチャイコフスキー:交響曲第4番/弦楽セレナーデよりワルツ、終曲


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フルトヴェングラーのチャイコフスキーは珍しく、この他には第5,6番があるのみ。

第4番と弦楽セレナード(抜粋)共にこれが唯一のスタジオ録音である。ライヴ盤もたしか出ていなかった。

第4番は劇的で重厚、ドイツ風の演奏様式が、作品の本質を衝いている。

この内容的な表情と幻想的な広がりは、人間の心の苦悩をそのまま表しているようで、チャイコフスキーの内面に共感したこのような演奏は滅多に聴くことができない。

神経がこまかく働いた情緒的な演奏で、チャイコフスキーが与えた運命的な標題を迫っているようにさえ感じられる。

合奏は完璧に近い。

この演奏を聴いていると、曲中に躍動する意欲が圧倒的に迫ってくる。

フルトヴェングラーが纏綿たる抒情味を充分に発揮した場合で、そこにミュンシュのとはおのずと違った特徴が感じられるのである。

弦楽セレナードの2曲は、やはりコクと深みのある表情で、ウィーン・フィルの弦の美しさを満喫させてくれる。

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