2009年01月14日

アバドのヴェルディ:レクイエム(旧盤)


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数あるこの曲の名盤の中でも際立ったものであり、アバドのイタリア人気質が、よい意味で最良に発揮された演奏である。

アバドはこの大曲の骨格をしっかり踏まえ、その枠組の中で精緻な音づくりをしている。

細かい部分にも配慮の行き届いた繊細なニュアンスの歌心があり、イタリア人アバドを久しぶりに思い出させてくれる。

全篇にわたってこの指揮者の冷静な眼が光った演奏で、どのような激しい曲想になっても、決して音楽のバランスをくずさず、巧みな抑制をきかせながら存分に旋律をうたわせている。

カラヤンが緻密な設計でまとめているのに対し、アバドは各部の自然な流れを大切にしているのが魅力だ。

スカラ座管弦楽団、合唱団共、アバドの巧みなまとめぶりによってまさに生きた音を聴かせる。

ことに「怒りの日」は劇的にまとめている。

独唱陣も素晴らしく、特にドミンゴが美しく聴かせる。

いたずらに劇的効果を狙わず、作曲者への誠実な姿勢に貫かれたこの演奏を凌駕するディスクはそう簡単に現れまい。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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