2009年01月20日

コッホのハイドン:オラトリオ「天地創造」


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ヘルムート・コッホ(1908-75)の晩年の録音のひとつ。コッホの実に3度目の録音。

コッホには1960年の旧録音もあるが、独唱の質がより高い新録音を選びたい。

コッホが亡くなって既に30年以上になるが、この「天地創造」は、彼の残した多くの録音の中でも断然光っている。

これは素朴な中に古典的格調の高さを見事に示した会心の演奏といって良い。

ハイドンの音楽の古典的な格調の高さを、ごく自然にひき出した演奏である。

実直なハイドンだ。昔ながらのドイツのオラトリオといった気概が全曲にわたって流れている。

とくに演出的工夫を凝らしてあるわけではなく、コッホは何の飾り気もなく、創造の日々としてここに描き出す。

それだけに天地創造の敬虔な驚きと喜びが素朴に聴き手の心に伝わってくる。

ドラマだからといって、決して過度にドラマティックにならず、また派手さもねらわず、ただ淡々とすすめながら、深々とした呼吸で、内面的に深みのある音楽をつくりあげている。

全体を室内楽的にまとめており、独唱陣ではソプラノのヴェルナー、テノールのシュライアー、バスのアダムなど、いずれも充実したハイドンを聴かせてくれる。

シュライアー、アダムのソロは、カラヤン盤の独唱たちに比べると、一歩引いた客観的ともいえる歌唱をしているが、コッホの端正な表現にはむしろ適合しておりバランスが良い。

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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